第18章 番外編 『仲良し』(後編)
寝転ぶ透の上になったまま、力強く抱き締められる形となれば。
お尻を斗真へとつき出すような、形へとなる。
そのままお尻に熱くて堅いものが、あてがわれた。
「ぃたく、していい……っ、から」
「ライちゃん、こっち。キスしよっか」
「とーる……っ」
頭を引き寄せられるままに、優しく口付けが、落とされて。
同時に肉を引き裂くように。
先ほどまであたしのなかを散々犯していた斗真が、ゆっくりと、挿入って、くる。
ビクン、と跳ねる体を慰めるように。
キスはそのままに、優しく頭を撫でる透の掌。
「……全部、挿入った」
「………っ」
「斗真のと擦れて、ライちゃんのなか熱い…っ」
「とーる……っ」
「動くぞ……っ」
「ん、っああっ」
壊れる。
理性も。
体も。
心も。
全部壊して。
ふたりがくれる、この感覚だけ残ればいい……っ
「掴まってて、ライちゃん」
「ひぁ……っ、ぁん…っ、ぁ、ぁ」
苦しい。
息が、出来ない。
だけどこの苦しさが心地いい。
気持ち、いい。
「すき……っ、すき、なの」
大好き。
愛してる。
自分から舌を伸ばして、透にキスを乞う。
透も斗真も、腰の動きが加速していき。
ふたりの限界が近いことを、知る。
「あいしてる……、とーま、とーる……っ」
そのままあたしのなかで同時に。
ふたりは爆ぜた。