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愛玩彼女

第17章 エンディングのその後は


「!?」



「あ、え……?」



あたし、なんか変なこと言ったっけ。
同じ顔が2つ、驚いたようにこちらへと向けられた。



「……こっから少し戻ったとこ、裏通りだったよ?」
「それよりこの先、公園なかったか?」
「ああ、あの小さいの。うん、そこがいいね」
「決まり」


「………あ、あの……?」



裏……?
公園?



密談成立したのはいいけど、こっちは意味不明。
行くの?
行かないの?



「おいで」


夜なのにお日さまみたいに笑える透は絶対、天才だと思うよ。
差し出された掌に、まるで磁石みたいに引き寄せられていく。




「どこ、行くの?」
「ライちゃんもその気みたいだし、期待に応えないと」
「………」


そんなに眩しい笑顔ひけらかして言う内容じゃない気がするなぁ。




「だから……、ちょっと待って、ってば」


手を引かれて連れてこられたのは、小さな公園。
夜の公園て、木の枝と風の音がなんだか不気味で急に肌寒く感じちゃう。



「やだ……っ、ここ外だよ……っ!?」


そのまま手を引かれてたどり着いたおっきな木の陰。
さすがにこれからしようとされることに、体が警戒体勢に入る。


「こんな時間誰も来ねーよ」
「そーゆー問題じゃ……、んむ…っ、ふ、ぅんん」


ぐい、と顔ごと引き寄せられて。
正面から奪われた唇からは、噛み付くようにはじめから激しく舌がからめられた。
木へと背中を預け、両手で頬を包み込むように伸ばされた透の掌が、自由を奪う。
後ろからは、斗真の指先が洋服の中から遠慮なく進入してきて。
簡単に胸の先端へと宛がわれた。
そのまま爪先で引っ掻くようにカリッと擦られれば。


「ふ……っ、んん、ん、んんーっ」


慣らされた刺激に、身体は悦び震えるのだ。


強引に顔を仰け反るように向かされた、隙だらけの首筋に。
斗真の唇が、舌が、這う。




「……すごいよ、ここ」
「やだ……っ」


ぼーっとした意識の中、透の右手がスカートから下着の中へと進入すれば。
耳元で囁くように羞恥を煽る透の言葉に、意識が一瞬でクリアになる。


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