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愛玩彼女

第14章 責任は、誰がとる?


「だめじゃないよ」


「ぅ、あ……っ!?」




ぃ、った……っ。
何、なんで。



「とーっ、る、やだ痛いっ、やだっ」




痛い痛いっ
何、これ。




「そのうち痛くなくなるから」




無理無理、無理っ。
痛いもん。
こんなの、無理っ。


だって。
違う。
『そこ』、違う。
挿入ってるの、違う、から。


「………っ、ぅ」




「いいよ、怖いなら逃げても」



「…………っ!?」



「ガチガチに震えてるじゃん。慣らしてないし、痛いでしょ?怖いでしょ?」



わざ、と?
場所違うの知ってて、わざとそんなとこ挿入れた、の?
だってそこ、入れるとこじゃないもん。
出す、とこ、だよ?



「……っ」




ぐ、と。
唇を噛んで目を閉じる。

わざと、なら。
わざとこんな酷いことするなら。
大丈夫。
ちゃんと、逃げない。
ちゃんと受け止めるもん。




「………了解」



ふ、って、小さく笑う気配が、して。
透はそのまままた、ゆっくり動きを再開した。



……-っ、痛い。
怖い。


怖い、けど。




「……っ、ライちゃん、少し力抜ける?それ、俺も辛い」


そんなこと言われた、って。
痛い。
力なんて、無理、抜けない。



唇を噛んだままに首だけをぶんぶん、振れば。


噛みしめていた唇に、暖かい指先が触れた。


「………?」


「血、出てる」


透?



「噛むなら、こっちにして」



透の親指が、ゆっくりと唇へと、触れて。



「ごめん、もうしないから」
「ぇ」


ずるり、と。
ものすごい圧迫感を残して、『おしり』、から。
透はそれを抜いた。


「ごめん」


「………っ、なん」



「『ごめん』壊したら、ごめん」



「ぇ」





『ごめん』の、意味に。
一瞬硬直した、あとすぐに。



「あ………っ、ぅ、っあぁぁっっ」



またものすごい存在感と圧迫感をあたしの中へと、躊躇なく透は埋め込んだんだ。
今度はちゃんと、いつもの、場所に。
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