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愛玩彼女

第1章 契約成立!?


「指、増やすよ?」


嘘………っ。
待って。


抗議したくても、顎を目一杯反らされたままなかなか離してくれない唇からはくぐもった声しか出てこない。

ぐちゅぐちゅぐちゅ

って。
なかを掻き回す音と、秘部を這う水音。
そして、あたしのくぐもった声しか聞こえない。


いっぺんにいろんな刺激が与えられて。
頭が追い付かない。
どこに集中すればいいのか、わかんない。


「んんんぅ――――---っ!?」


ぐり、って。
奥に捩じ込まれた指の動きに合わせて、勢いよく蕾が吸い上げられた、瞬間。


体をさらに弓なりに反らしながら、あたしはたぶん、絶頂を向かえた。


「はぁ……っ、は……っ」





ぐったりと、とーまの胸に体を完全に預けて呼吸を繰り返すあたしに、とーるはやっとそこから顔を上げて。
おそろしく妖艶に、笑って見せた。



「まだ、終わってないよ?」







ゾクリ


と。
背筋が震えた。





「ごめんちょっと、……耐えて、ね?」
「ぇ……っ、――――---ひぁ、それ……っ」


ぎゅ、と。
後ろから抱きしめる手に力が入り、右手だけじゃなく左手まで自由を奪われた、瞬間。
先ほどまで指で散々掻き回されたその場所に宛がわれた、指よりも固くて熱いもの。

「――――--ッッッあああっっ!!」

痛みを伴う暇もなく。
それは一気にあたしを貫いたんだ。


「……ふぅ、きっつ、ヤバいもってかれそう」

「……っい」

ったい。
苦しい。
息が、出来ない。

「來、息が詰めんな。深呼吸して」

深、呼吸?

後ろから伸びてきた掌が涙を拭い上げて。

「俺を見ろ、來」

再度顎を掌に掬われれば。
とーまの揺れる瞳と、視線が絡んだ。


「斗真、そのまま。力抜けてきた」
「來、ゆっくり深呼吸、できるな?」

言われるままにゆっくりと呼吸を繰り返せば。
さっきまでの苦しさが、徐々に和らいでいく。



「ごめん、ゆっくり動くね?」
「ま、待って、やぁっ!?」


1度奥まで入ったそれをギリギリまで引き抜くと。
小刻みに彼は浅いところを突いてきて。


「………んぁ、あ、あ……っ、ああっ!」


圧迫感のないそれに、だんだんと体の力が抜けていく。


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