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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第9章 絶滅危惧種系彼女。




「おい!待たせたなぁ!」

私が颯爽と登場すると、
その人影はこちらを向いた。

「あ。如月!ちーっす。」

…。

…。

…。


面影はあるが見慣れない姿の奴がいた。

「…森田?」

「おう。そうだ。わりぃな呼び出して。」

「おま、お前。なんだその格好は?」

森田は以前のヤンキーファッションから一変し、
女の子らしいフリフリの洋服を着ていた。

「わりぃな。実は男が出来たんだ。んで、もうこういうのも辞めようとおもってな。お前、一応ライバルだったし報告しとこうと思って…」

そう言って森田ははにかみながら、
ひょろそうな男を私に紹介した。

「お、おう。そうか…お幸せにな。」

私がそういうと、森田は幸せそうに笑った。

「おい、如月、お前もそんな事ばっかやってねぇでいい男見つけろよ!じゃ!」

そう言って森田は去って行った。

「…お、おう…。」

ピューっと虚しい風が私の前を吹きぬけた。

私は溜息をつき、
川原を登っていく。

「なんだ。もう終わったのか。」
ふと、話しかけられ振り返ると、
緑間がおしるこを飲みながらこちらを見ていた。

「あぁ。終わったよ。」

「…はぁ。」

私が溜息をつくと、
緑間はじっと私を見つめた。

「んだよ。」

良く見ると
緑間ってカッコイイな…なんて思ってしまった自分に腹が立った。


「…如月。」

緑間の顔が私に近づく。

「え?あ?…なっ!何だよっ!」
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