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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第8章 ゆびきりげんまん。


俺はゆっくりと布を捲った。

「…うそ…だろ…?」

眠ってるんじゃないかって思うぐらい
安らかな顔で…

でも、かすり傷と青アザが所々ついていて…。
俺は彼女の顔に手を添えた。

驚くほど冷たくて…
そして硬くて…。

氷のようだった。

「おい…タチわりぃぞ…この冗談…。」

「おい、凛。返事しろよ…。おい…おい…」

「ずっと一緒だって…100歳まで一緒だって…約束したじゃねぇか!!!!」

何度呼べども、呼べども
呼べども…

叫べども叫べども…

彼女は目を開けてはくれなくて…

どんなに手で暖めても
彼女の肌は冷たいままで…

俺の呼びかける声が
虚しく室内にこだまするだけだった。









そこからは全く覚えていない。








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