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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第8章 ゆびきりげんまん。


そんな事を考えながら、
タクシーに揺られるまま
病院に到着した。

看護婦に案内されるまま、
病室とは違う階へと案内された。

その部屋の前では
凛のお母さんが泣いていて…
お父さんは呆然と立ち尽くしていた。

「…あの…」

俺が呼びかけると、
少しやつれたような顔になった凛の親父が小さく笑った。

「やぁ、青峰くん、桃井さん…来てくれたのか…。」

「あの…凛…は?」
その問いに、親父さんはうつむいた。

「まだ、信じられないんだ…さっきまで元気に動き回っていたんだ…夢なんじゃないかって…そう思ってるんだ…。」
親父さんはそう呟いた。

わけがわからなかった。
この人は何を言っているのか…?

どっきりにしては悪質すぎる…。

どうせこのドアを開ければ…
あいつがニヤニヤしながら『ひっかかったぁ!』とか言うんだろ?

そんな事を考えながらドアの方へ歩みを進めた。

後ろから親父さんの泣き崩れる声が聞こえた。
さつきは凛のお母さんに寄り添っていた。

俺はドアに手を掛けた。
ドアをあけると…

消毒の匂いと、線香のような匂いが同時に押し寄せた。
部屋の真ん中に緑の布が掛けられたベットが目に入る。
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