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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第7章 ワンコ系男子。


家に帰ると、
母はまた知らない男を寝室に連れ込んでいるようだった。

時折聞こえる母のあえぎ声。
聞きたくなくて布団に潜れども、
静かな室内に響き渡る。

耐え切れず、外に飛び出すけれども
行く場所がなく、公園で時間を潰す。

夜の公園は静かで、
たまに通る犬の散歩の人や
ランニングをしている人が

制服のままブランコに乗る私を
不審そうに眺める。

あぁ。
今日も嫌な一日だった。

そう思いながら私は携帯を眺める。

芽衣子からのメールに
黄瀬くんのインタビューが乗ってるサイトのURL。

見たくもないが、開いてしまう。

画像の黄瀬くんはいつもの素敵な笑顔で、
良い事ばかり言っている。

『人のプライベート邪魔して友達ごっこ』

そうだ。
よくよく考えれば…かなり失礼だったのかもしれない。

明日ちゃんと、
芽衣子に言おう。

私は決心して、
家に帰った。

その頃にはもう、
家には母も男も居なかった。

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