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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第7章 ワンコ系男子。


他の女子からは羨ましがられるが…
そこからは毎日が地獄のようだった。

「ごめん!如月さん、教科書見せてくれねぇっスか?忘れちゃって…」

「っへ!?きょ、教科書!?…ど、どうぞ。」
私は教科書を黄瀬くんに渡した。

「え…?一緒見ないの…?」
黄瀬くんは困ったような表情で私の方を見た。

「い、いえ、もう…全然、それ、あげます!!!!」
私はそう言うと少し机を離した。

「…。」
黄瀬くんは困ったように教科書と私を交互に見ていた。

"コロン"

私の消しゴムが床に落ちた。

「あ…。」

私が拾おうとすると、黄瀬くんが拾った。

「はい!」
黄瀬くんは笑顔で私に消しゴムを差し出した。

「あ、ありがとうございます!!!け、けどそれ、あ、あげます!要らないならゴミ箱捨ててください!!!」

私はその消しゴムを受け取るのを拒否した。

「…え?」
黄瀬くんは困った顔をして、消しゴムを持っていた。

…だめだ。
何故か異常にまで拒否反応が出る…。

何でだろう…。
それからも、私は黄瀬くんとの絡みを
頑なに拒否し続けた。

多分、
完璧すぎる彼が
なんだか怖かったのだと思う…。

次第に黄瀬くんは私に話しかけて来なくなった。

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