• テキストサイズ

私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第6章 青春ギター少年。


しばらく合わせで練習したが、
どうやら今日は西山の喉の調子が良くないようだった。

「…なんかちょっと喉の調子わりぃ。今日帰る。」
西山は少し具合悪そうだった。

「大丈夫?文化祭まで時間ないし、早く治しなよ。」
私は西山を見送った。

そこからは、各々で練習していたが、
なんだか、集中する事が出来なかった。

私は、練習を切り上げ、
体育館へ向かった。

体育館には思いのほか、たくさんのギャラリーが居た。
私は、コートを覗き込んだ。

そこにはのびのびとプレイする笠松がいた。

…。
笠松がバスケしているところを見るのは二回目だ。

以前見たのは2年の時だったか。
大きな大会に笠松は出ていた際に、
友人に付き合って応援へ行った。

笠松は緊張からか、
上手く動けていなかった。

そして、笠松のミスで負けてしまったようだった。

その時の笠松の顔は
見てられないぐらい辛そうな顔をしていた。

それからずっと教室でも笠松は
元気がなかった。

でも、あれからこんなにのびのびと
プレイ出来るようになったんだ。

…笠松はすごいな。
私はなんだか思わず目でずっと彼を追ってしまった。

ふと、笠松と目があった。
私は笠松に手を振った。

笠松の顔はみるみる真っ赤になり、
明らかにキョドりはじめた。

面白かったので、
周りの『黄瀬』コールに対抗して、

笠松の名前を呼んでみた。

笠松は顔を真っ赤にしていた。
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp