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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第5章 私の彼は"変わりもの"?


そうして、私は氷室辰也に会った。
理想の彼(ゴリラ)ではなかった。

次に紹介された、福井健介という男の所へ向かった。
こいつも違った。

次に劉偉(リュウウェイ)と言う男の所へ向かった。
なにやら語尾に『ある』をつける胡散臭い男だった。
当然だがこいつも違った。

が、

ここでついに手がかりが消えてしまった。

「もしかしてレギュラーじゃなかったんじゃないアルか?」

劉はそう言っていた。

仕方がないので、私は今日も放課後、
バスケ部を見に行くことにした。

クラスの女子たちの勧めで
タオルとスポーツドリンクを持って行くことにした。

私は彼に会えるだろうか…。

体育館に行くと、
やはり大量のギャラリーが居た。

私はそのギャラリーを押しのけ、
一番前を陣取った。

レギュラー以外が練習しているのを
ずっと探したが、彼(ゴリラ)はいない。

あれは私の見た夢だったのだろうか…。
私は少し諦めかけていた。

"キャー!!!!"

凄まじい声援と共にレギュラー陣が体育館へやってくる。

!!!!

居た!!

私の理想の彼氏(ゴリラ)が居た!
思わず私は心が躍った。

練習終了後、
逃げられる前にきっちり捕まえなければ…

私は気合を入れた。



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