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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第5章 私の彼は"変わりもの"?


思わず、隣に居た女子の肩を掴んだ。

「もう一回!もう一回、彼の名前を教えてください!」

「へ!?む、紫原くん?紫原敦くんだよ!」
彼女は嬉しそうにそう言った。

「ムラサキバラアツシですね。わかりました。」

私は歓喜していた。
まさか、本当に彼女達が私の趣味を理解して、
ここまで私を導いてくれるとは…

今まで紹介される男たちは全て見当違いなものばかりであった。

が、

今回はまさにドンピシャ大当たりだったわけで、
私はルンルンとしながら彼(ゴリラ)を眺めていた。

そうして、部活が終了すると、
先程まで端で大人しく眺めていたギャラリーたちが一斉に動きだした。

「うぉ!?」

私はその雪崩れのような彼女達の動きに
思わず叫び声を上げた。

彼女達はあっという間に選手たちを囲み、
各々用意したプレゼントを渡していた。

…なるほど、
一般的に女子はああやって好きな男にアピールをするのか。

私はまた一つ賢くなった。

っは!私の理想の彼(ゴリラ)はっ!
私は周りをキョロキョロと見渡した。

既に彼(ゴリラ)の姿はなくなっていた。

…さすが!私の理想の彼氏(ゴリラ)!!

Nice Stealth!!!!!

そうして、私は久々にウキウキしながら家へと
帰ったのだった。

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