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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第5章 私の彼は"変わりもの"?


「それってつまり、超肉食系!みたいな!?」

超肉食系…?
あぁ、なるほど、野獣という例えから
野獣=ライオンという風に伝わってしまったのか。

これは訂正せねばならん。

「いえ、違います。動物に例えるのであれば…ゴリラですかね。」

私がそう訂正すると、
彼女達は石のように固まった。

「ゴ…リラ?」

「はい。」

彼女達は私から少し離れ、
なにやら会議をはじめた。

そして、再びキャーキャー言いながらこちらへ戻ってきた。

「それってつまり、ゴリラのように強いワイルドな男って事?」

ゴリラのように強く、
ワイルドな男…

いや、ゴリラのようなルックスの男が好きなわけだが…
まぁ、そう言うとまた変人扱いされるのか。
ここは適当にあわせておこう。

「…相違ないですね。」

私がそう返事をすると、
彼女達はキャーキャーとまた騒ぎはじめた。

「それなら、バスケ部に居るよ!今日の放課後一緒に行ってみない!?」

「いえ、遠慮しま…」

「やったぁ!決定ね!じゃ!また放課後ね!」

私の返事も最後まで聞かず、
彼女達は嬉々として席へ戻って行った。

…思わず溜息が出た。


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