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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第4章 コウカンニッキ。


理由は単純だった

ただただ、
自分の気持ちに気付いてしまうのが怖かったから。

花宮真と話している時間は楽しくて、
毎日の交換ノートも毎日の楽しみになっていて…

メールだって電話だって
したかった。

でも、してしまったら…
もう教師ではいられないような気がした。

私は気がつかないうちに
花宮くんの事を"生徒"ではなく"男性"として
見ていたのかもしれない…。

そう。
彼と話してしまうと
自分の感情に気付いてしまうから。

私は怖かった。

私は離任の挨拶もさせてもらえないまま
転勤になった。

荷物は既に引越しのトラックが運び、
私は少しの間お世話になったアパートを眺めていた。

『如月っ!!!!』

数日振りに聞いた声に驚き、
私は振り返った。

そこには、花宮真がいた。

「花宮くん!?」

花宮くんは走ってきたのか息を切らしていた。

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