• テキストサイズ

私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第4章 コウカンニッキ。


体育館につくと、バスケ部が練習していた。

花宮くんはすごくバスケが上手くて、
思わず見とれてしまった。

「…如月先生?」

私に気付いた花宮くんがこちらに近づいてきた。

「あ、ご、ごめん!花宮くんってバスケすごい上手だね!」
私がそう言うと花宮くんは眉間にシワを寄せた。

「は?主将やってんだから当たり前だろ。で、何の用だよ。」

なんだか今日は機嫌が悪いようだ。

「あ、あのね。花宮くんに聞きたいことがあって。ちょっと時間いいかな?」

周りの部員達がコソコソと耳打ちをしながら笑っていた。

「面倒くせぇから手短に話せ。」
花宮くんはその様子に少しイラだっているようだった。

「じゃぁ、単刀直入に聞くね。なんで教師いじめしてるの?」

私がそう聞くと花宮くんは目を見開いて驚いた。

「ふはっ!まさか、そんなストレートに聞かれるとは思わなかった。あんたバカか?」

花宮くんは大笑いしはじめた。

「え!だって手短にって言われたから!」

「理由はねぇーよ。ただ、楽しいから。それだけだ。もういいか?」
花宮くんはそう言い放った。

「ダメ。そんな理由認めない。」

「あ?新米教師が一丁前に教師ズラすんな。」
花宮くんはまた攻撃的な表情へと変わった。

「一丁前の教師だもん!!!!だから、私はあなたを許しません!」
私がそう言うと花宮くんは舌打ちをしてコートに戻ろうとした。

だから私は彼の腕を掴んだ。


/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp