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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第4章 コウカンニッキ。


それから何もないまま1週間が過ぎた。
すっかり警戒心も薄れてきていた。

そんな時だった。

帰りのHRが終わり、私が教室を後にしようとすると
花宮くんが私に駆け寄ってきた。

「如月先生!ちょっと勉強でわからない所があるんですけど、教えてもらえますか?」

花宮くんはいつもの爽やかな笑顔で聞いてきた。

「う、うん!いいよ!」
私は花宮くんの席へと向かった。

「ここの問題なんですけど…。」

そこに出されたのは私が一番苦手な教科である数学の問題だった。

「…うぅ!数学…?」
私は青ざめた。

「はい。数学の田中先生に聞きそびれちゃって…でも、先生ならこんな簡単な問題わかりますよね?」

花宮くんは笑顔でそう聞いてきた。

「…うぅ…。ご、ごめん、わからない。」

わからなかった。

「ふはっ!先生、この問題わからないんですか?」
花宮くんは笑った。

「…うん。」

「まぁ、この問題難しいですもんね。…ってんなわけあるかバァカ!これ中学生の問題だよっ!」
そう言って花宮くんと周りの子達もゲラゲラと笑いはじめた。

屈辱だった…。

それから毎日花宮くんたちは
私の苦手な教科やわからない事ばかりピンポイントで質問してくるようになった。

そして、私を『ダメ教師』と笑いものにするようになった。


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