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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第3章 ヲタク男子。


「ま、そんなことで、握手の練習付き合ってくれ!」
そう言って宮地くんは私に手を差し出した。

「は、はい。」
私は差し出された宮地くんの手を握った。

「…あ。」
思わず驚いた。
宮地くんの手のひらはマメだらけだったのだ。

「あ、やっぱり女の子はコレ嫌かな?気持ちわりぃよな。」

「い、いえ。そんな事ないと思います。す、素敵です!」
私は思わずそういってしまった。

「へ?マメが素敵か?」
宮地くんは不思議そうな顔をしていた。

「はい!だって、これは努力をしたからこそ出来るモノです!それはとっても素敵な事です!」

私は始めて真っ直ぐ宮地くんを見た。

「…っぷ。ありがと。」
そう言って宮地くんは笑った。

その顔がすごくキレイで
なんだかドキドキしてしまった。

それから私たちは握手の練習をたくさんした。

宮地くんはなんだか嬉しそうだった。
私もなんだか嬉しくなった。

それと同時になんだか罪悪感が沸いてきた。
りんりんであることを隠している自分に…

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