• テキストサイズ

私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第3章 ヲタク男子。


"コツン"

HR中にふと、椅子の後ろを叩かれ私は後ろを振り向いた。

すると、宮地くんは無言で紙きれを私に渡した。

「・・・?」

私はそれを受け取った。
その紙には

『さっきは俺のせいで悪かった。』

そう書かれていた。

「・・・。」
私はどうしていいか分からず、
とりあえず、すぐに後ろを振り向いて会釈をしてすぐに正面を向いた。

「・・・っぷ。」
後ろから宮地くんのかすかな笑い声が聞こえた。
・・・私なんか変な事したかな?



それからHRが終わり、
休み時間に、宮地くんが話しかけてきた。

「お前さ、なんか面白れぇな。」

「っへ!?そ、そうですか?」
私は恥ずかしくなり、すぐに目をそらしうつむいた。

「ほら、そのキョドってる所がさ、なんかおもちゃみたいでおもしれぇ。」

そう言って宮地くんはどこかへ去って行ってしまった。

「…え!?///」
私は思わず真っ赤になってしまった。
この姿で男の子に褒められたのがはじめてだったから。

それから、宮地くんはたまに私に話しかけてくるようになった。

「おい、如月!今度俺さ、りんりんの握手会行くから練習付き合ってくんねぇ?」
突然宮地くんは私にそう言った。

「っへ!?私がですか?」
その会話を聞いてすぐに女子たちが駆けつけた。

「ちょっとぉー!宮地くん!握手の練習ならウチ等が付き合うよぉ?こんなビン底眼鏡に頼まなくてもさぁ。」
女子たちは私たちを睨みつけていた。

その気迫に思わず萎縮してしまった。





/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp