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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第10章 しんでれらがーる☆


それから何故か
緑間くんと高尾くんと話す機会が増えた。

嬉しいはずなのに
ドキドキと緊張から上手く話せないでいた。

そして、私が二人と話していると、
女子達がいい顔をしていない事に気がついた。



なんとなく嫌な予感がした。
その予感は…


見事に的中してしまった。


放課後、
緑間くんと高尾くんが居なくなった後、

私は女子達に囲まれた。


「ねぇ、如月さん。ちょっと調子乗ってない?」

「…え?」

「あのね、高尾達があんたみたいな根暗ブスに話しかけてるのは可哀想だからなんだからね?勘違いしてんじゃねーよ。」

女子達はそう言ってケラケラと笑った。

「…勘違いなんて…」

私がそう呟くと、
二つに結った髪をつかまれた。

「だったら、こんな髪型してんじゃねぇーよ。顔赤らめて話しやがって、気持ちわりぃんだよブス。」

「…いたい…痛いっ!」

私がそういうと、
乱暴に掴んだ手は離された。

「わかったか?わかったら調子乗った真似すんなよ!!!」

そう言って彼女達は
その場を去って行った。

彼女達のいなくなった教室では
ヒソヒソ話す声と笑う声が聞こえていた。

私はカバンを持つと
走って帰った。








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