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私の彼は"変わりもの?"☆黒子のバスケ

第2章 楓。


すると彼女は立ち上がり、こちらへやって来た。

「さっきの、もう一度言ってください。」
彼女はニコっと笑いそう言った。

「…ドライブスルーまでドライブするー?」
俺は言われた通り、先程の傑作をもう一度言った。

「…っぷははは!それ、すっごい面白いですね!」
彼女は子供のように鼻にシワを寄せてクシャっと笑った。

「そうでしょ!なかなかの出来だと自分でも思ってます!」
思わず嬉しくなり、俺もつられて笑った。


「…他には?」
彼女は俺の隣に座り、俺の顔を覗きこんだ。

「えーっと…」
それから俺は彼女にネタ帳から渾身のダジャレの数々を披露した。

彼女は笑ったり、
感心したり、いろいろな反応を見せてくれた。

単純にそれが嬉しくて、楽しかった。


それから、俺は木吉のお見舞いに病院に行くたび彼女と会った。



「あ!伊月くんだ!今日も新作のネタできたー?」
彼女は俺を見つけると嬉しそうに俺の隣に座る。

「あったりまえっすよ!期待しててください!」

そう、それがいつしか当たり前になってて、
少しばかりの毎日の楽しみになっていた。




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