第6章 恋だの愛だのについて
「いらっしゃい」
「おはよう♣︎」
気付けば朝からヒソカは居るようになった
そして、私からの呼び方も呼び捨てに変わった
ヒソカが遊園地以降何だかおかしい
ひょっとして、サーカスの人に想い人が居たのでは…!?
そうと決まれば調査
私はヒソカの事を何も知らない
「ヒソカ、ヒソカの好きな事は何?」
「唐突だね♠︎それを言ったら一緒に居られなくなっちゃうよ♦︎」
んんー、やっぱりそう簡単には教えてくれない
「サーカスのお姉さん達美人だったね、ヒソカは誰が好き?」
「どういう意味で好きかにもよるね❤︎」
ちゃんとした回答が得られない、答えは空を舞っている
「ヒソカは私と一緒にいて良いの?
もっと他にしたい事があるんじゃないの?」
「シたいことは沢山あるけど、まだ出来ないからね♣︎」
出来ないのかー、んー
人の愛や恋は難しい
ヒソカも色々頑張っているんだろう
応援しなくちゃ
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壊したいと思った
大切に積み上げてきたこの空間を壊してしまいたいと
愛情?恋?そんなモノはボクには分からない
ぐちゃぐちゃにして殺して
でもまだ、まだ我慢しなくちゃならない
その時が来るまで…
きっとその時の快感は堪らないはずだろう…❤︎