第4章 遊園地について
今日はヒソカさんとのお出かけの日
かと言って、何か特別では無いのだけれど
でも少しおめかし
足が気になると言ったら、車椅子を押してくれる
と言ってくれたけども、余計に目立つ
更に重症になってしまう
しかし今日は遊園地に行くのでお言葉に甘えて車椅子を希望した
何故遊園地に行く事になったかについては、私が賭けで負けたからだった
簡単な賭け、でも危険な賭け
負けるはずないと思っていた
そして勝ったら、手品のタネを明かしてもらうはずだったのに
負けてしまった
悔しいので思い出したくもないため、それは置いておく
そしていつもの
「いらっしゃい」
「おはよう♣︎」
遊園地についた、だが私の今の足で体験出来るアトラクションはかなり少ない
「お化け屋敷にサーカス、どっちも興味がある…」
「どっちからいく?」
「んー…、お化け屋敷!」
と言ったのが運のつき
ここの遊園地のお化け屋敷はかなり怖いと言う事を失念していた。
「きゃぁぁーー!?」
「落ち着いて♠︎ただの人間さ♦︎」
「でっ、でっでもでも、ひょっとして本当に幽霊かも…!?」
不可解な事は好きだけど、それは画面の中であって
それに似通った状態はやはり怖いもので…!
「ヒ、ヒソカ!私は目をつぶっている!頑張ってゴールまで車椅子を押してくれ!」
と涙目になり呼び捨てにしてしまう程には動揺を隠す事が出来ていなかった。
「それじゃぁ意味がないじゃないか♣︎」
と言った後、私は魔法がかかったみたいに目が閉じれなくなった。
「ヒソカ!?何かした!!?」
「最後まで楽しもうじゃないか❤︎」
出た時、私はクタクタだった…
「次はサーカスだね♣︎」
「…う、うん」
サーカスは大丈夫だろう…
サーカスのテントに入り、時間を待つ
ヒソカがボソッと「サーカスみたいな事ならボクがいくらでもしてあげるのに♣︎」と呟いたが虚空に消えた
サーカスは圧巻のパフォーマンスだった。
素晴らしいの一言で
もう言葉では表せられない位の芸術
2度とみられないかもしれない程の感動を味わった。