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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第7章 少年探偵団


あの後近くの駅前で降ろしてもらい去っていく車を暫く見送ってから電車に乗り、途中再びウトウトしそうになったのをなんとか耐えぬいて電車を降りマンションへ向けて歩き始めた、まではよかった…。



『…ふぁ…。…眠…「危ないッ!!!!」…え…?…いッッ!』



眠気と必死に戦っているせいかいつもよりゆっくりなペースで歩き、自宅から少し離れた位置にある大きな公園に差し掛かると何やら焦った声が聞こえ振り向けばすぐ目の前まで迫っていたボールに睡魔と蓄積された疲労のせいで避けることができず頭に直撃し、その瞬間完全に意識が途切れその場に倒れ込んでしまった。



__________


「光彦!いくぞーッ!!」




「はいッ!まかせ、って元太くん!どこに蹴ってるんですか!?」



「あ、お兄さん!!危ないッ!!」



授業を終えて公園でサッカーの練習をしていると1人の少年が蹴ったボールが公園入り口へと勢いよく飛んでいってしまい、運悪く通りかかった男の頭に直撃して倒れてしまったことにその場に居た三人の子供は軽く青ざめる。



「ちょ、ちょっとどうするんですか!?元太くんのせいですよ!」



「み、光彦がちゃんと受け止めなかったからだろッ!」



「もぉ、二人とも喧嘩してる場合じゃないよ!」




「おめえら、何やってんだ?サッカーの練習は…って、蒼井さんッ!?」



日直ということで皆より帰るのが遅くなってしまったなと思いながら背負い慣れてしまったランドセルを背中に校舎を後にし、昼休み時に光彦達からサッカーの練習に付き合ってほしいと頼まれており約束していた公園へと到着すると何やら騒いでいる三人に何事だと近付けば最近知り合った男性が倒れている姿に驚きに目を見張る。



「この人コナンくんの知り合いですか?」



「ああ…この間ポアロで…って、そうじゃねえだろ!一体何があったんだ!」




「そ、それが……元太くんが蹴ったボールがこのお兄さんの頭に当たっちゃって…」



「そ、そんなに強く蹴ってねーぞ!!」



「頭か…。もしかしたら脳震盪を起こしてるかもしれねえ。…とりあえず博士に来てもらうか」



どういう状況でこうなってしまったのかを問えば落ち込んだように説明をする歩美の言葉を聞きとりあえず博士に来てもらおうと携帯を取り出し連絡を入れた。
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