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ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第15章 許容範囲 *今吉*




「おーすごい気迫」


翔一が部活に行ってすぐ行くのも嫌だったから教室で落書きをして適当に暇をつぶしてから来た。


で、来たのはいいけど...。


部活は盛り上がってて、とても話しかけられるような雰囲気じゃない。


帰ろうかな、と思ってるとホイッスルが鳴る。


今吉「10分休憩!その後ゲームすんで!」


「「おう!!」」


わー翔一が仕切ってる。


キャプテンってかっこいいな。これが私の彼氏なのか...。


今吉「ん??」


「やっ!」


今吉「なにしてんねん、こんなとこで」


「翔一待ってようと思って、覗きに来た。」


今吉「せやったんか。あと1時間で終わるから上で待っとき」


翔一が言う上というのは、体育館の中にある階段を上がったところにある通路。


体育館の両脇に設置されている。


「おーよく見えんじゃん!」


上からだから、体育館全体が見渡せる。


ホイッスルがなり、試合が始まる。


さっきの休憩時間の雰囲気はどこへやら、みんな雰囲気が一気に変わる。


すげーや。


そのまま私は上から試合を眺めていた。


ビーーーーっ


再びホイッスルが鳴り、試合終了。


ミーティングが終わり、部員たちがコート整備をしていく。


「おつかれさまー」


今吉「すまん、待たせたな」


「勝手に待ってたんだから平気だよぉお?!?!」


ぐわんっと視界が揺れる。

バスケットボールを踏んで足を踏み外したらしい。


今吉「!!」






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