第13章 頼ってくれよ*火神*
家に到着。
廊下で下ろすのもなんだったから、をリビングまで連れていく。
火神「着いたぞ。降りろ」
「ん~...?やだぁ」
寝ていたのか、眠たそうな声を出して緩んでいた腕を締めなおす。
火神「やだじゃねぇよ。降りないと晩飯作ってやんねーぞ?」
そう言うとしぶしぶ降りて、ソファに座った。
火神「ん、いい子だな」
ぽんぽんと頭を撫でてやる。
酔っているはいつもより子供っぽくなるから、ついやっちまう。
そうした後はキッチンに行って、飯の用意。
が酔ってるからあっさりしたもんがいいな。
雑炊つくるか。
てっとりばやく作って、リビングで待ってるに持っていく。
火神「できたぞー」
「ん... ありがと」
火神「顔色悪いぞ?大丈夫か?」
「頭ガンガンしてきた」
火神「飲みすぎだバーカ。あとで薬持ってくるから飲んどけよ」
「ありがと。...わ、雑炊だぁ。ありがたい」
火神「誰かさんのために作ったからな」
「へへ、ありがとう大我」
ゆっくり口に含んで、ほぉうっと息を吐く。
「美味しい!」
火神「そりゃよかった」
顔色も良くなってきたし、作った甲斐あったな。
雑炊を食べ終わった後、薬を渡しての隣に腰掛けた。