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ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第11章 ヤキモチ*高尾*




ちゃんが真ちゃんを好きだとわかってもここにある気持ちは揺らがない。


こうなりゃ今からでも振り向かせてやる!

覚悟しとけよ、ちゃん!



なんて思った日の翌日。

朝っぱらから嫌なもんを見た。


「真太郎くん、頭にほこりついてるよ」

緑間「なん...だと?どこだ?ここか?」

「違う、えっとそこじゃなくて...右右!あ、いきすぎ!」

緑間「〜...!!」(頭を降る)


「!真太郎くん犬みたい!」


楽しそうに笑うなー...


あんな無愛想な真ちゃんなのに、どこがいいんだか。

ま、その相棒やってる俺が言えたことじゃないか。


俺の前であんな笑顔見せたことない。


あーやべ。超焦ってんな...。


高尾「真ちゃーん、鼻の下伸びてんぞ」

緑間「な!高尾!伸びてなどないのだよ!」


高尾「照れちゃってー!まぁ、でもその気持ちわからない事もないぜ。ちゃん可愛いしな!」


「か、可愛いくないよ!」


高尾「そんなことねーって!俺は可愛いと思うけど?」


そう言うとみるみるちゃんの顔が赤くなっていく。


あー可愛い。


今すぐ抱きしめたいけどできないもどかしさが胸を覆う。

早く俺のものにしたい。



これはもう告うしかないっしょ。
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