第10章 お願い*緑間*
翌日。
「おはよー真ちゃん!朝練おつかれさま!」
緑間「か...おはよう。」
「今日のラッキーアイテムは?」
緑間「マスカラなのだよ」
マスカラ?これはまたいい物を!
「真ちゃんマスカラしよう!折角だから!」
緑間「ばっ...なにを言っている!これは女性が使うものだろう!俺はそんなもの使わん!」
「似合うと思うよ?まつげ長いし」
そう言って真ちゃんの眼鏡を奪う。
まじまじと見ると、やっぱり長い。
緑間「おい!なにをしている!眼鏡を返すのだよ!!」
「嫌だ☆」
真ちゃんが取れないように胸元にあるポケットに眼鏡をかける。
触れないからね、こんなとこ。
緑間「くっ...卑怯だぞ!」
あーおもしろいな真ちゃん。
おっとそうだ。誕生日のこと聞かないと。
「ねぇ真ちゃん、明日誕生日でしょ?いつも私ばっかり我儘言ってるから、なにかお願い事聞いてあげる!だから考えておいてね!」
緑間「お願い事...?じゃあ今すぐその眼鏡を返せ!」
「お願い事聞けるのは明日!だから返しませんー」
その後真ちゃんがマジギレしたのは言うまでもない。