第7章 君に触れた日*黒子*
黒子「あの、お願いがあるんですけど」
「え?なに?」
赤くなった顔を隠すため、手でパタパタしていた私はそのままテツヤ君を見る。
黒子「君、付けないでほしいです」
「くん?」
黒子「テツヤって呼んでください」
視界には真っ赤な顔のテツヤk...テツヤが。
可愛い。私より絶対可愛い。
とはいえやっぱり呼ぶのは緊張する。
「て、テツ..ヤ」
黒子「はい」(ニコッ
すこし熱が冷めたのにまた熱くなる。
扇いでいた手をそのまま顔にかぶせ、見えないようにする。
テツヤのあほ。照れるわこれ。
黒子「やっぱり可愛いです、」
「可愛くないっ...ってか、え?!今って...」
黒子「言いましたよ。」
赤くなるなら、言わなきゃいいのに。