• テキストサイズ

ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第4章 お前だけ*青峰*


どうやらこれは大輝に嫉妬させる作戦らしい。

私からは一切話さず、ただひたすら今吉さんといるという少々やりすぎな作戦。

こんなんでヤキモチを焼くのかな?大輝は


その翌日。

いつもは部活終わりに大輝に話しかけるが、今日は行かない。

作戦、作戦...。

若干良心が痛むがそこはスルー。


今吉「ちゃーん!帰るでー」

「あ、今行きます!」


私がバタバタと走っていると、大輝に声をかけられた。


青峰「おい、今日あいつと帰んのか?」

「そうだけど...なんで?」

青峰「なんでって...別になんもねーよ」


なんもねーよ、か。

ちょっと期待したのにな。


「お待たせしました」

今吉「あいつ、なんか言うてた?」

「いえ、なにも...」

今吉「まだまだやなぁ」


そう言う今吉さんはどこか楽しそうで、私は苦笑いを浮かべた。
/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp