第26章 こんな時くらい*伊月*(カノンさんリク)
ー放課後ー
突発的すぎるとは思うけど、本日2回目のダジャレ勝負。
勝っても負けても待ってるのは告白。
やばい吐きそう。考えてたネタが吹っ飛びそう。
伊月「あ、いた」
き、キタ!!
伊月「二回も勝負ふっかけてくるなんて珍しいな」
「ま、まぁね...」
伊月「そんなにいいネタがあるのか?」
うわぁ、目が輝いてる...。
「いいネタかどうかはわかんないけど、伊月はびっくりすると思う」
伊月「それは楽しみだ!」
「じゃあ、私から。キスのキスマーク!」
伊月「魚で来たか...バッタのバタフライ!」
「ねずみのイネズミ(いれずみ)」
伊月「イカはいかが?」
「.....はい、終わり」
伊月「あれ?!やけに早く終わるんだな」
「う、うるさい!!」
まともに顔が見れない。
伊月が不思議そうに私を眺めてる。
伊月「?まぁとりあえず俺の13勝7敗ってことで。じゃ!」
「ちょ、ちょっと待って!」
伊月「ん?なに?」
「いや...えっと...あのさ!」
言わなきゃ。早く。
伊月「急にしおらしくなった...」
「黙って聞いて!」
伊月「はい」
大きく息を吐く。よし。