• テキストサイズ

ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第24章 可愛い*黒子*




―放課後―


「....。」


黒子「さん」


「...なんでここに来たんだよ、黒子」


黒子「...こんな時間に一人で教室でいたら誰でも気になるでしょう」



「だってさ...怖い話聞いた後にさぁ...外で一人で待てないじゃんか」



外なんてまっぴらごめん。教室にいたらどんな音がしても人だと思えるから平気なんだけど...。



「はぁ....」


黒子「幽霊が怖いんですか?」



「そうだよ。なんか文句ある?」


黒子「いえ、なんか意外です」


「そうでしょうよ。こんな男っぽい感じの私が幽霊が怖いなんて。乙女かってーの」


他のは大抵大丈夫なのに。


ヤンキーだってグロイのだって。


女子のいざこざも平気。


幽霊だけはほんとにダメなんだ...。



黒子「可愛いですねさん」



...?!


「え?どこが?笑わないの?」


黒子「?笑いませんよ」



黒子は絶対ズレてる。普通馬鹿にするところだろ。



黒子「僕が一緒に待ってます。とりあえず教室から出ましょう」


自分でも何を思ったのかわからないけど、言われるがままに教室を出た。



でも黒子が一緒だと大丈夫って気がしたんだ。



/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp