第21章 2人で1つ*高尾*
学園祭2週間前。
生徒「ちょっと!この衣装雑すぎない?!」
生徒「ちゃんと考えてやったよ!それに私達なにも聞いてないし!」
生徒「そっちがなにも聞かないからでしょ?!」
生徒「聞いたよ!なんか希望ある?ってちゃんに!」
生徒「はぁ?知らないんだけど。さんどうゆうこと?」
「...え!!」
やばい、前の記憶が全然ない。
きかれたような聞かれてないような..。
でも言わなかったのは事実だし。
「ご、ごめんなさい!」
生徒「謝って済む問題?俺この衣装なら出たくねーなー」
生徒「私もーなんかやる気でないし」
生徒「そんな...っせっかく作ったのに!」
わ、私のせいでクラスの雰囲気がガタ落ちしてしまった。
衣装の子に適当に答えた私がダメなんだ。演技ばっかにこだわってたから。
「本当にごめんね。とりあえず今日は練習やめとこ?ごめんね皆」
震える声でみんなはそれぞれ散らばった。
私は落ちそうな涙を必死にとどめながら教室を出た。
【教室では】
高尾「なーみんな....」
高尾が1人立ち上がってなにかを話始めた。