• テキストサイズ

ずっと、あなたと *黒子のバスケ短編集*

第21章 2人で1つ*高尾*




「はーいじゃあキャストの人はセリフ合わせていこーか!」


皆「「はーい」」


学園祭まであと1ヶ月。それぞれ皆仕事を決めて、着々と事が進んでいく。



生徒『あー今日も授業だるいなー』


「だめよ!!それはただの棒読み!いつものあのだるい授業を思い出して!!」


先生「そこまではっきり言うか...」


生徒「う、うん!『あぁ~今日も授業だっるいなー!』」


「うんうん!いいね!言葉に抑揚でてる!!」


去年と違ってみんなやる気マンマンだし!!


楽しくなってきた!!


高尾「嬉しそうな顔しちゃってー」ウリウリ



「なっ!高尾!ほっぺ触るのやめて!」



その言葉とは裏腹に顔がすこし熱を帯びる。


...いやいやなんで(笑) 別に好きとかないない。


高尾「大変そうだなーキャスト!俺は大道具だからまだ楽だわ」


「高尾もキャストやればよかったのに」


高尾「キャラじゃねーって!それにたぶん俺笑い止まらなくて死んじゃいそうになるし(笑)」


たしかにこいつは笑い上戸だ。


よく笑ってるのを見かける。そして笑っているときにはほとんど緑間くんが。


仲良しなんだろうな...。


高尾の笑顔を見ながらぼーっとしていると、衣装の子から声がかかった。



生徒「ねぇ!この役の衣装ってどんな感じにすればいい?」


「あーそっちで決めていいよ!」


生徒「そう?了解」



こんな何気ない会話が後で波乱を呼ぶなんて。




/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp