第20章 ご褒美*赤司*
それからは本気で勉強を始めた。
征ちゃんと遊べない春休みなんてつまらないしね!!!
もくもくと勉強を続けて早2時間。
「ふぁー...古典おわり!」
赤司「おつかれさま」
「ありがと。もう疲れた...。征ちゃんよくそんなに集中できるね」
赤司「俺だってずっと集中してる訳じゃないさ。たまに休んでいるよ」
「え?でも寝たりしてないよね?」
赤司「を見てるだけだよ」
「へ?私?!」
なんで?!っていうか変な顔とかしてたらどうしよう!!
赤司「君を見ると心が穏やかになるんだ...それだけで十分休めるよ」
よくそんなこと言えるなぁ...。
顔が熱くなって、春なのにもう真夏の気分だ。
赤司「顔、真っ赤だよ」
「征ちゃんがそんな事言うから」
赤司「事実を言ったまでだ」
征ちゃんに勝てるなんて思ったことないけど、ここまで弄ばられるともう言葉もでない。