第8章 旅行 黒尾鉄朗
ご飯を食べてゆっくりしているとクロが膝の上に頭を乗せてきた
「珍しいね」
黒尾「たまには甘えたい時だってあるんです」
「そっか。」
いつもは私のわがままに付き合ってくれるばっかでクロはいつでも子供っぽいこと言うけど大人だ。
クロは3年生で私は2年生
「ねぇ、クロ…大学行って可愛い女の子に目移りしないでね」
黒尾「え、今から大学の話??まだまだ先だろ?」
「離れたくないなぁって考えるとあとちょっとしかないの」
クロのふわふわな髪の毛に手を通して話す
クロが大学で可愛い女の子に会って、私なんかポイってされるのを想像すると泣けてくる
黒尾「何泣いてんすか」
「泣いてなんかないす」
クロが起き上がって私を持ち上げる。
降ろされたのはクロの膝の上
黒尾「あのなぁ、…俺がお前と付き合ってくれるのに他の女に目移りしたことあるのかよ」
「…えっちな本持ってた」
黒尾「あれは…あれだよ。」
「うぅー」
泣きたくなんかなかったのに出てくる涙をどうにか出来そうになくて、クロの首に手を回す
黒尾「…なー、さん??」
「ん?」
黒尾「顔上げろ」
クロの言葉に従って顔を上げれば両頬を挟まれて近くに感じるクロの息
瞬きをしてクロを見た瞬間に唇が重なる
びっくりしたのもあるし、恥ずかしくて目を瞑る
黒尾「っは…今日目閉じるの禁止」
「んぅ、、無理」
黒尾「無理って言わない。やる」
キスを何回も何回もする
クロの目は全然視線をそらさなくて、いつも私の瞳を捉えてる
「っぷはっ、クロは目閉じないの?」
黒尾「俺はキスで目閉じないの、の気持ちよさそうな顔みんの好きだし」
「…え、、毎回?」
黒尾「毎回」
急に恥ずかしくなって顔を下にする
黒尾「はいはい、今日は目閉じないんだからいちいち恥ずかしがらなーい」
クロの手が浴衣の中に入ってくる
「んぅ、はっ」
胸をブラの上から揉まれる
その時も目を閉じちゃいけないって…
「鬼…」
黒尾「結構結構」