第6章 意地悪 黒尾鉄朗
黒尾鉄朗
黒尾「ごめんな、どっか行ったりできなくて…」
俺はどっか行ったりしたかった。
けどが『いいよ、だって試合の次の日に人混み行くのは疲れるでしょ?家でゴロゴロしよっか』
って言ってくれて今日は部屋でゴロゴロデーだ。
「クロのせいじゃないでしょー、はい!これ」
そう言って紙袋を渡してきた
それを受け取って中を見ると
タオルやら俺の好きなメーカーのサポーターやらとにかく俺好みでバレーに関するものだった。
黒尾「ま、まじか!!これ欲しかったやつ…え、これも…俺欲しいなんて言ってたっけ??」
「ん??欲しそうに目キラキラさせてたもん」
黒尾「ほら、ぎゅー!」
「ははっ、苦しいー!」
きつく抱きしめてやると笑いながらもも腕に力を込める
可愛いわーうちの子
黒尾「ほれ、俺から」
「え?まさか?まさかの流行りのネズミーたちの夢の国の?え、やぁだもー、私好きなんだよねー…って、えぇえ!!?!」
頭の中を理想で埋めつくしていたであろう本人は袋を開けた途端に目を見開いて驚きの声を上げた
「な、な、なん!」
黒尾「だって、前言ったじゃん?一年記念はオモチャ使おって?」
「わ、わすれた。」
顔を真っ赤にしながら下を向いて否定する
黒尾「ほら、ヤんぞ」
腕を引っ張って顔を近づけると見つめ合うこと数秒
顔を赤くしながらもキスしてくるに心打たれながらも何回も繰り返す
黒尾「はっ…可愛いわー、」
「んっ…寝ぐせやばいわー」
黒尾「おいこら、ムード」
「んっ、うそ、かっこいいわー」
こんな時でもこういう雰囲気…俺結構すき