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どうやら大好きなようで【短編集】

第27章 ツンツンデレデレ 佐久早聖臣





臣「…なに、」


ずっと撫でるだけでなにもしてくれない臣
ずっと見てたから気になったのか声をかけられた


「、、なんも、ない」

ぷいっとそっぽを向きながらもういいという風にした


臣「言いたいことあんならちゃんと言え」


ガッと頬を掴まれて正面に向けさせられる


臣「おら、言え」


指が口の中に入ってきて舌と指が絡まる


「んっ、ふぁ、」


強引にでも聞こうとしてくる臣


「いぅ、い、う、」


指を噛む訳にはいかなくてでも言う。と言いたくて声を出せば伝わるのかも分からない声が出た


臣「ん、」


まぁ伝わったのか指が離れていく



「も、臣にいっぱい…触って欲しい。臣でいっぱいにしてほしい…です」


臣「ん」


よく言えました。
とでも言うように短い返事をしながら頭を撫でる臣

その顔は何かを企んでそうな意地悪な顔



臣がお腹や腰をキスし始める


ちゅっ、ちゅ

部屋にリズムのいい音が聞こえてきる


すると背中に手が回ってきてプツッとホックが外される


締りを無くしたそれは上へと浮かぶ
臣の手によってグッと上げられれば臣は胸にキスの場所を変えた


片方は手で先端をコリコリしながら、もう片方は臣が口に含んだり舐めたり


「んっ、っ、、」


臣「目閉じんな」


「むりっ、っん」


声を出したと思ったら目を閉じるな?
答えは無理だ。


だって、人間誰しも気持ちいいと目を閉じてしまうものでは無いのか?


私も1回臣がどんな顔してるんだろう。
そう思って目を開けようと試みたことがある


けど、瞼がくっついたかのように目を開けるのが難しい。



臣「あ、け、ろ」


手でキュッと強めに握られた先端


体をビクッとさせながら片目だけを頑張ってあける


「…うわぁ、」


臣「おい、人の顔みてうわぁってなんだ」


「…かっこいい…って、思った。普段マスクで見えない口元も、汗かいてる臣も、えっちな顔してる臣も、、今この瞬間のかっこいいを知ってるのが私だけって……好き」


きゅっと、首に手を巻き付けて抱きつけば


臣「はぁ、」


「な、なに。」


ため息をついて抱きしめ返される


臣「…急に素直になるのはずりぃだろ。」


と呟けばキスの嵐


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