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どうやら大好きなようで【短編集】

第26章 知らない君 宮侑


宮侑


あれから仲良うなるのにあんま時間はかからんかった


あれから数日後に俺好きなんやなーって自覚しとって、


タイプ全然ちゃうのになー。なんて考えとった


「…大丈夫?」


侑「好きやで。」


「へ?」


侑「え?」


自分でも言ったことに驚いとるわ。


侑「えぇ!!」


なに!?!
俺今告ったんかいな!!!
急すぎん??ムード無さすぎん??え!びっくりやけど!?!


「えっと…私も…好きです。助けてくれた時から。」


侑「まじかいな!」


「まじ。」


侑「え?付き合ってくれるん?」


「私でよければ…」


侑「ごっつう嬉しい!!」


そう言ってギューッと抱き締めれば控えめに背中に回る腕


俺のバレーとか忙しくてなかなか遊びに行けんって話したら頑張ってって怒るんでもなく応援されたんが嬉しくて無理やり俺が時間空けた。



日向「宮さん!トス!!上げてください!」


侑「あー、悪いけど俺これからデートやねん、デート」


木兎「なになになに!?彼女!?彼女できたか??」


侑「ふふーん、出来たんやなーそれが、ってそんなこと言っとる場合とちゃうわ!ほなまた明日なー!」


ルンルン気分で待ち合わせ場所に行ってみてもまだ時間も時間やし来てないっぽいなー。


なんて思いながらスマホ見て時間つぶしとったら


「ま、待った?」


侑「待ってへん……よ…。」


いつもジーパンにパーカーなんて地味なカッコしとったのに…なんなん?


今日ごっつ可愛ええやん。
なに?肩出して誘っとん?しかもオーバーオール…スカートやんけ!


侑「はぁ、、」


「に、似合ってない?」


侑「なんなん?似合っとるに決まっとるやろ…誘っとんのかいな」


「侑くんなら…と思って…頑張った。」


いっつも目元隠しとるのに前髪も巻いとるし?
ひとつに縛ってた髪の毛も巻かれとって可愛ええし?
なんならメイクなんてしとるやないかて


侑「ほんま…やばい。」


身長小さくて首傾げながらこっち向いてくんのも可愛ええ。
手繋ぐと微笑んで握り返してくんのも可愛ええ。


可愛ええ尽くしやん。
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