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どうやら大好きなようで【短編集】

第26章 知らない君 宮侑


宮侑


大学の同級生に頼んで合コンを開いてもらった…



んやけども!


なんやねんこの女ら!!
ブスばっかやないかて!ギラッギラの濃い化粧しよってまぁ、、


北さんが見たらどないなこと言うやろ


北『なんや、顔に粉ぎょうさんつけて』


とか言うんとちゃう??
香水キッツ、
くっつくなやうっとおしい

まぁ、体はボッキュボンやな。


女「侑くんてぇ、高校のときすっごいサーブ凄かったよねぇ、テレビで女の子が『そぉーれ』って声掛けてるのに睨んでなかったぁ?」



高校のときってなんやねんときって、今でもそこらへんの下手くよりめちゃくそサーブ上手いわボケ



侑「まぁ、俺のプレー邪魔する奴くっそ嫌いやねん」



女2「えぇー、こわーい」



そう言うとまたギュッと腕を握って胸を押し付けてくる女


香水にちと酔うと外出るわと友達に言って外に出る



外にはもう先客がおってチラッとこっちを見ては会釈をする


「大変だね。合コンなんて」


侑「え、あぁ、まぁ、、彼女ほしいしな」



こんな子合コンにおったんか?と思いながらも話を進める


ほかの女よりも地味やしメガネやし貧乳やし


論外やな。
数合わせのために無理やりってとこかいな


ガラガラっとドアが開くと



女「あっ、いたいたぁ、ねぇ侑くんがいないとつまんなぁい!」


そう言い俺の腕を引っ張って中へと入れようとする



侑「そない引っ張んなや、」


女2「あっれぇ?さんじゃんー、ここにいたんだ…って言うか合コンってのに地味すぎない?侑くん、この子ね、本が彼氏なの!」


むっかつく女やな!!


侑「ふーん、なら俺の彼女はバレーやわ、俺バレー好きやし…つことで俺帰るわー彼女待ってんで」


そう言ってさんの手を引っ張って帰る




なんや泣きそうなってか、悔しそうにしてたからな。
あの場におらしたら可愛そうやし…

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