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どうやら大好きなようで【短編集】

第25章 3度のメシより 宮治




あれから私が手続きをして販売の許可書を持って会場内へ入る


私これでも稲荷崎高校の男バレマネージャーやってたんです。
稲荷崎でマネージャーを取らない主義だったバレー部唯一のマネージャーやらしてもろうてまして、、結構有名やったとか…??


サムもサムで宮ツインズと呼ばれてただけあって会場へ行けばガヤガヤと注目を浴びる



侑「よっ!俺のおかげでお前ら注目浴びてんからちゃーんと感謝しなかんで?おにぎり宮も俺がここで広めとってやっとるしな」


治「アホ抜かせ、俺らのおにぎり美味いもんでに決まっとるやろハゲ」


侑「…お前なんなん?久しぶりあった俺やぞ?しかも今日試合やぞ、もっとこう、優しくせんかボケ」


「ちょっと、こないなとこで喧嘩せんとってくれる?北さんに電話するぞ」


侑「来とったんかい。チビすぎて見えんかったわ」


そう言うと私の頭をべしべし叩く侑


女子「ねぇ、おにぎり宮ってあの宮治の??私好きだったの!」


女子2「え、声掛けてきなよ!身長高ーい!おにぎり買う??」



わー、キラキラ輝いとるわー。可愛ええなー



治「なにボケーッとしとるん…これ、ツムんとこのメンバーに差し入れ持ってたって、クソ性格悪い奴です。って」


「はいはい、治からですって言っとくわ」



治「ん、」


袋を私に渡すとポンポンと頭を撫でてくれる治


…子供扱いしとらん?こいつ。
私一応…ってか立派な君の彼女なんよ?


なんて思いながらも頭ポンポンされるのは好きなので良しとする


控え室へ行くと侑含めメンバーさんがいた


日向「あっ!さん!チャースッ!」


「日向ー!」


いぇーい!っとハイタッチをして「これ差し入れ、みんなにね」、と声をかける


少し話してサムのところに戻る。


試合が始まると客足も少なくなっていき2人で試合を見る


治「…あいつ、楽しそうやな。」


「やりたくなった?」


治「まぁ、楽しかったでな…バレー」


「治もおにぎりの新作考えとる時あんな感じなんよ?楽しそうにしとる…ツムもサムも、やりたいことやって、楽しそうや」


治「俺の方があいつより人生楽しく過ごして死んだるって言ったしな…喧嘩したん、それが最後。」


「そか。長い長い喧嘩になりそうやな」


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