第24章 消えないで 荼毘
荼毘「てめぇらカスだな、」
母「だったら何?」
荼毘との言い合いが続く中母は荼毘をじっくり見て言う
赤ん坊をを父に預け一歩一歩近づく
母「あんた、こいつの何?彼氏?」
荼毘「だったら?」
母「よくこんな傷だらけの女惚れるわね?私が男だったら無理よ、こんな女…気持ち悪い」
確かにそうだ。
荼毘は気遣って私のことを言わないが、私ははたから見たら汚くて、気持ち悪くて…
もう年中長袖を着ないと傷が目立つ。
背中なんてもっと酷い。
荼毘「まぁ、傷はあると思うが…」
ほら、やっぱり。思ってた。
汚いって、気持ち悪いって…
荼毘「けど気持ち悪いなんて思わねぇな。」
母「は?」
「へ?」
荼毘「気持ち悪いって、お前らはどんなのに気持ち悪いって思ってるわけ?体に傷があれば気持ち悪いってなるのか?俺らからしたらお前らみたいなカスな生活送ってて、ガキもまともにできねぇやつらの方がよっぽど気持ち悪い」
荼毘「てめぇら1回死ぬ?死んでやり直すか?」
そう言いながら手に炎を出す
母「何言ってんのよあんた。」
そう言うと母の目が赤くなる
多分個性発動しているんだと思う…
母「な、なんでよ!なんで個性効かないのよ!」
荼毘「お前になんの興奮要素もねぇから、の方がよっぽど興奮する」
母「こんな失敗作と一緒にしないで!私はこんなやつよりいい女なのよ!こんな失敗作より上なのよ!」
荼毘「ほんと、お前クズだよ」
そう言うと炎を母に当てた
母「きゃあああ!!!」
ゴロゴロとその場に転がり叫ぶ母
父「!!!」
そう父は叫ぶと母に水をかける
「わ、私の…名前…?」
父「…お前の名前はが出ていった時にお前の名前もにした。」
「な、なんで」
父「お前がに似てきたら俺との子を作るため。また、1からやり直そう…なぁ?『』」
荼毘「こいつは俺のだ…手出すな」
そう言うと部屋に炎を付けて部屋を出る。
赤ん坊は保護施設へと置いてきた。
全てのことに混乱し、
自分が誰なのかも…分からなくなった