第23章 片想い中 爆豪勝己
1日の授業も終わり部屋で少しゆっくりした時間を過ごす
あ、呼ばれてるんだった。
そうふと思い、彼の部屋に向かう。
向かう前に髪の毛を整えて、少し色の着いたリップをし部屋を出た。
コンコンっとドアを叩けばガチャっと開いたドア
不機嫌そうな彼に腕を引かれて部屋に入る
部屋に入るなり彼はベッドに私を押し倒す
爆豪「お前とは今日で終わりだなぁ、な?クソチビ。」
「へ?」
今日で終わり?
なんで?私、なにかしたっけ?
間抜けな声が出たと共に唇に当たる感触
彼の顔がドアップで移される。
き、キスされてる。
そう思ったのは唇が離れたあとで、
離れたと思ったらまたちゅっ、と音を鳴らしながらくっつく唇。
ふにゃっと柔らかくてちよっと甘い。
キスは好きになった人としよう。
そう約束したのを守ってくれていた爆豪くん、、
これは?
と、少し期待した私がどこかにいた。
爆豪「あんなクソ陰キャ雑魚には2番で十分だろ」
「え?」
そう言うと爆豪くんはまたキスをしてくれる。
さっきまでの短いキスじゃなく長いキス。
息がしたくなって胸を叩けば少しだけ開いた隙間。
息を吸おうと少し口を開ければガッと後頭部を抑えられ口の中に彼の舌が入ってくる
私の舌と絡めるようにちゅ、ちゅる、と音を鳴らしながら。
びっくりして目を開けると彼の目と合う
目を細めて私と目が合うと視線を口の方へと向ける
それが色っぽくて顔に熱が集まる
口が離れると彼は私の服を脱がしちゅっ、ちゅ、と口付けをする
くすぐったい感覚に身をよじらせる。
爆豪「あのクソ雑魚のどこがいいんだ。」
ボソッと呟いたその一言。
聞き返そうとするとガブッと肩を噛まれる
「いっ、」
甘噛みするかのように歯を当てたり少し強く噛んだり
口を離せばくっきりとついた彼の歯跡
爆豪「はっ、」
口角を上げて笑う彼は多分今での中で1番かっこいい。