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どうやら大好きなようで【短編集】

第23章 片想い中 爆豪勝己





こんなこといつまで続けてればいいんだろう。
なんて1人になるとすごく考えてしまうのに、いざ彼に会うと
言ってしまったら関係が終わってしまうのでは?
お前は体だけだわ。とか思われていたら?


なんてマイナスな方向にしか考えつかない。


昼休みになったことも忘れて1人でいると


麗日「ちゃん!経営科の子が呼んどるよー!」


そう大きな声で教えてくれる


「今行く!」


芦戸「ちょっとー!告白?!告白ではないのですか!?」


そう騒ぎ始める女子に


「こんな私に告白はありえませーん」


なんて言いながら教室を出る


廊下に行けば経営科のその子は屋上で話したいと言ってきたので彼の後ろに付きながら屋上を目指す



廊下で爆豪くんにすれ違うと舌打ちをされた。


爆豪「おい、…今日来い」


いつもはスマホでしかやり取りしない彼が今、このタイミングで言うか??と思うほど、言ってきたのでびっくりだ。


名前で呼ばれたのも初めて。
いつもはカス、ブス、チビ、などのこの3パターンだ


「え、あ、、」


返事に困っていると経営科の子はどんどん進んじゃうし、返事ができないまま爆豪くんとは別れた。




屋上に着くと、


経営科「ぼ、僕の名前は慰霊零(いれいりれい)です。あの、さんは覚えてないだろうけど、中学の時あってるんです…僕達。
僕、個性が霊感が強かったり、霊を取り込める個性なんだけど。中学の頃、暴走しちゃって、どうにもならない時に、さんが助けてくれたんです。」



「あぁ!あの時の!」


零「はい!だから、その…その時から…好きです!、つ、付き合ってください!」



「…ありがとう…でも、ごめんね。好きな人がいるんだ」


零「い、いえ!こちらこそ、すいません。頑張ってください…その恋!」



「ありがと!」



教室に戻るとお茶子たちが私の周りに群がる


芦戸「どーだった?どーだった?!告白!?」


お茶子「おっけー?おっけーした!?」



「さぁ??内緒で」


えぇーなんて項垂れているお茶子たちを他所に授業の準備を進める。
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