第23章 片想い中 爆豪勝己
始まりはただ事故だった。
切島の部屋に用があって行った時。
切島と爆豪、瀬呂と上鳴が峰田から借りたというまぁ、そういうビデオを見ている最中だった
「わわっ!ご、ごめん!」
部屋のドアを瞬時に閉める。
部屋からは上鳴が「絶対に嫌われた!!!」と大きな声で言っているのが聞こえた。
別に4人のことを引いたわけでも嫌いになったとかでもない。
ただ、自分にそういう経験がなくてびっくりしただけ、
そう、明日からも普通に接しればいいだけ。
そう自分に言い聞かせて部屋に戻った。
次の日、爆豪くんに呼ばれて部屋に行く
すると「…女が簡単に男の部屋に入るんじゃねぇ。」と、言いながら押し倒してきた。
「え?!な、なに!?」
爆豪「あ?ヤんだよ。」
「なんで!?!」
爆豪「興味あんじゃねぇのか?てめぇ昨日の今日で良く普通でいられるな。慣れとんだろ」
「慣れてない慣れてない!むしろ初めて!……けど、興味は…ある」
その一言で始まった。
爆豪「悪い気はさせねぇ」
そう言った爆豪くんは本当にすごかった。
初めては痛いだの、怖いだの聞いてはいたから不安だった。
それが痛くもなく、怖くもなかった。
爆豪「ん、」
行為が終わるとスマホを差し出された。
爆豪「連絡先入れとけ、またヤんぞ。」
ここから全てが始まった。
どんどん体を重ねていくうちに彼のことを目で追うようになって、いつの間にか好きになっていた。