• テキストサイズ

どうやら大好きなようで【短編集】

第21章 手加減知らず 影山飛雄





清水「それじゃちゃんまた明日ね」



「はい!お疲れ様でした!」



清水「お疲れ様」



先輩は先に帰って私は飛雄を待つ



校門で待っていると男バレ部員がぞろぞろと歩いてきた



影山「わりぃ、待ったか?」



「ううん、そんな待ってないよ」



影山「ん、持つ」



そう言って私のカバンも持ってくれる飛雄は結構バレーだけじゃないのかも
と思い知らしてくれる



田中「あれ!?潔子さんは!?」



「あ、潔子先輩ならもう帰りましたよ」



田中「な、なんですと!?!!」



田中「、ま、まぁ、あれだ…ももう暗いから…その、影山に気を付けて送ってもらえよ、」



キョロキョロしだす田中さん。


いつもと様子も変だしどうしたのかと頭にはてなが浮かぶ



影山「あぁ、それならこいつ今日俺ん家泊まるんで大丈夫ス」



田中「お前はさっきから思わぬことを言うなよ!」



大地「ま、まぁ!いいじゃないの!そこんとこなら大丈夫でしょ!!」



「???」



月島「馬鹿には分からないデショ」



「話しの内容すらも分かりませんがなにか??」



月島と言い合いながら帰ってると坂ノ下で大地さんが肉まんを買ってくれた。



そこでみんな別れてそれぞれの道へと帰る



帰ってると急に飛雄が真剣そうに聞いてきた



影山「はどっか行きたいとか思ってんのか??」



「え?」



影山「さっき田中さんに言われた、どこまで行ったんだ?って」



影山「最近どこにも行けてねぇし、行きたいとこあるか?」



「ないよー、飛雄部活あるし、私もマネ業あるし、飛雄とこうやって帰ってる時とか二人の時間あるからいい!」




影山「…来週のオフ、どっか行くか」



「いいの?」



影山「決めとけよ」



「うん!」



飛雄が飛雄なりに私のために考えてくれることがとっても嬉しい
/ 207ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp