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どうやら大好きなようで【短編集】

第18章 彼シャツ 荼毘


荼毘


こいつの家はヒーローと聞いていた。
名前を調べたりすれば1発でどこのヒーローか、家かなんてすぐに分かった。


こいつの祖母がリカバリーガール。



回復系の個性に破壊。



そりゃあ言われるわな。


横でスヤスヤ眠るこいつを見て小さいなからに大変だったんだなと思う



父親「約束通り、ヒーローにも通報してない…私だけきた」



荼毘「…いいだろう。3つ、言っといてやる…こんどこいつが俺の前に現れたら…次返す事はないと思え…あとお前らがこいつに対することは全部調べた…ばらまかれたくなかったら…」



父親「あ、あぁ、金だろ?いくらだ?いくらでナシにしてくれる」



荼毘「…てめぇ、本当に親か?クズだな。」




父親「何が言いたい!私はこの子の父親だ!」



荼毘「父親ならな…自分の子はどんなんでも可愛いって思うだろうよ。俺も誰かの父親じゃねぇし、そんなのわかった事じゃねぇ…自分の犯した罪を反省しろ、金で解決するな。」



いいな、、



そう言ってこいつを引き渡す。
俺の選択は正しかったのか。


またこいつが家出嫌な思いをしていないか。



その事が頭の中から離れない。
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