第16章 独占欲 轟焦凍
轟焦凍
クラスの奴らに興味がなかった。
この高校で、親父の個性を使わず1位になって…そんなことばかり考えていた。
緑谷に俺の力だと言われて…俺がやってきたことが正しかったのか…分からなくなった。
けど、一瞬でも親父のことを忘れた。
緑谷の言葉に救われた。
けど、それでもどっかでは親父を否定したくて、あまり使おうとしなかった。
でも、ある日…と誰かが話しているのを聞いた
「親はヒーロー反対してるんだ…でもさ、親は親、子は子だよ。親に言われたからやめるの?親に言われたら何にでもなるの?違うでしょ?親の言ってることなんてただのアドバイスにすぎなくて、私たちが…これからの道決めることに親は関係ない…だから、やりたいことやりなよ。」
そんな話が聞こえた。
親は親、、俺は俺。
その言葉が頭から離れなかった。
その時から…俺は少しづつ…に惚れてったんだ