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どうやら大好きなようで【短編集】

第16章 独占欲 轟焦凍




相澤「…つーわけで、授業はここまで、は今日寝てばっかだったのと宿題忘れた罰としてこれ運んどけ」



「え…」



爆豪「はっ、ざまぁ」


罰というなの資料運びは何回往復したらいいだろう。と言うほどの量だった



放課後になり資料運びを手伝って欲しいとかっちゃんたちに頼めば「新技考えてぇからパス」と4人に断られた



この教室にひとり…



「う、裏切り者。薄情者…」


はぁ、とため息をついて決意を固める



「よしっ!ふたつにわけて2回で終わらせてやる!」



そう意気込んで持った瞬間に崩れそうになる上の資料



「あ、」



終わったな。


そう思った瞬間でした。




が、


轟「…っ、大丈夫か??」



「と、轟くん!ありがと!救世主だよ!」


轟「この量キツいだろうと思って…手伝う」



「いいよ、そんな…轟くんも新技とか考えないといけないだろうし!」



轟「…爆豪たちには頼んだのにか?」



「あー、まぁあいつらはやってくれないと分かりつつもワンチャンやってくれるかもしれない希望をかけたもんだし。」



轟「…手伝う」



「え!いいってー、優しいなー轟くんは」



轟「…だから、目で追っちまうし、話したいし、助けたいって、思う。変か?」



「え、あ、、え?」



轟「…好きだ。」



そう言って近くなる轟くんの顔



チュッとリップ音の後近くだった顔はどんどん離れていき



「…き、キス…」



初めてのキスはこの人でした。
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