第27章 【番外】節分したくば越えてみよ(氷帝レギュラー)
跡部「あーん?」
めいこ「豆まきだよ?!豆打ちじゃないよ?!」
跡部「往生際が悪いぜ。さぁ、つべこべ言わずとっとと始めるぞっ!」
めいこ「何で?!あたし素人目?!てか豆粉砕しちゃう!」
日吉「安心しろ、袋の中で粉砕しても食える」
めいこ「そういうことじゃな...日吉も何ラケットかまえてんの?!物騒!」
ゆゆかは楽しそうにスマホで録画している。
忍足は小声で「後で送ってな」と約束をしたのだった。
芥川「はいはーい!俺今日鬼柄パンツはいてきてっから、和栗の助っ人するー!」
向日「な、なんだそりゃ?!」
ガバリと起き上がって復活する向日。
跡部「なら丁度いい、気兼ねなく狙えるな」
ゆゆかは肩越しに「跡部部長ってこういうイベント好きだよな」と忍足に話すと、「せやな」と頷くのだった。
宍戸「長太郎、恵方巻きは俺がもらうぜ!」
鳳「負けません!」
ゆゆか「おーい、1人1本あるy...って聞いてねぇな」
跡部「いくぜ!破滅へのr」
めいこ「禁止禁止!それ禁止痛い!」
跡部「っ...」
日吉「大人気ないですね、こんなのロブで入りますよ」
ポーンと弧を描いた豆は、油断していためいこ達の後ろを通過する。
「「あ」」
日吉「フフフッ、福は内。跡部先輩、恵方巻きは先に頂きますよ」
日吉は恵方巻きを取ると、得意げに部室に入っていった。
跡部「フンッ、やるじゃねーの」
めいこ「なんか思ってたのと違う」
ゆゆか「分かる」
その後めいこは棍棒を構えるも、呆気なく皆に豆を入れられてしまう。
跡部はどうしてもスマッシュだったので、怖くて避けた。
芥川はというと、何故か向日とムキになって豆を(粉々)打ち合っていた。
宍戸「おー、うまいなコレ」
部室の椅子に各々座りながら、恵方巻きを食べていく。
鳳「あっ、駄目ですよ宍戸さん。食べてる間に喋ると願い事が叶わな...あ」
宍戸「お前もだな」
何故か落胆した様子で、残りを食べていく2人。
滝「あれ?めいさんの恵方巻きは?」
めいこが何も持っていないので、食べようとしてた手を止める。
ゆゆか「あ、わり。数間違った」
もう食べ終わってしまったゆゆかは苦笑いをする。