第8章 待てば海路の日和あり
わたしは机に置いたメイクポーチを取る。
それに入った眉のお手入れセットを開く。
眉用のカミソリを手に取った。
「ほら、この上に跨ってください」
ゴミ箱を引き寄せる。
両脚の下にゴミ箱を挟み込む時雨先生。
わたしは反り立った陰茎を握り、根元にカミソリの刃を這わせる。
時雨先生の太ももがぴくっと脈打った。
「ぜったい、動かないでくださいね」
「わかっ、てる……」
ショリショリと軽い音を立て、黒い束が落ちていく。
徐々に幼児のようになっていく、雄々しく勃起した性器。
たまにビクンビクンと跳ね、透明な粘液をとろりと吐き出す。
「あ……!」
わたしは竿をきゅっと握りしめ、陰部を剃毛していく。
「勃ってるから剃りやすいですね」
わたしはくすりと笑い、小指でカウパー液を絡め取った。
剃り跡が青々しい肌に塗り付け、カミソリを細かく動かす。
「ヌルヌルのもいっぱい出てきますし」
「ふ、うぅっ……ぅあッ……!」
時雨先生は嬌声をあげ、腰をびくびくと震わせていた。